- ネオクラ×ポルシェが気になる人
- 空冷以外のポルシェに興味がある人
- ポルシェ928中古を検討中の人
- 924・944と迷っている人
「ポルシェ928って正直ダサいと思ってた」──そんな言葉を聞くと、僕はちょっと微笑んでしまう。誤解されているのは、928が“911の延長線”で語られてしまうから。実際には水冷V8、FR、グランツーリスモというまったく別軸の挑戦だった。専用のメカニズム、伸びやかな高速巡航性能、そして「乗った人が好きになる」という独特の魅力がある。924や944と比べられることもあるけれど、あれはもうジャンル自体が違う。ここでは“ダサい”とされた背景と、再評価が進む理由をやさしく紐解く。
「ポルシェ928はダサい」その印象はどこから来る?

928が「ダサい」と言われがちなのは、911という絶対的存在との比較が原因だ。空冷・RR・ピュアスポーツ。その価値観しかない世界では、FRで水冷でラグジュアリーな928は“異端”と映った。でも本当は、ポルシェが本気で未来を創ろうとした答えが928だった。しかも当時は高級GTとして設計され、技術も装備も先進的。中古市場でも整備履歴の残る車両は静かに価値が高まりつつある。一部のポルシェ928専門店では「丁寧に維持された個体は、現代でも驚くほど快適」と表現されるほどだ。
| 比較 | 911 | 928 |
|---|---|---|
| レイアウト | RR | FR |
| 冷却 | 空冷→水冷 | 水冷V8 |
| キャラクター | スポーツ | ラグジュアリーGT |
| 再評価 | 完了 | いま進行中 |
Q. 928が生まれた理由は?
- 911の廉価版として
- 未来のフラッグシップ候補として
- 924の後継として
正解:2。ポルシェが“911の次”を本気で考えた答えだった。
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「思ったよりいいじゃん」試乗で印象が変わる理由
見た目で決めつける人ほど、928に乗ると驚く。「静か」「速い」「大人っぽい」。良い個体は、高速巡航でまるで欧州ハイウェイを流すような穏やかさを見せる。“派手見え”するデザインに反して、走りは優雅で上質。そのギャップこそ魅力だ。
924や944と比較すると見える928の立ち位置
ポルシェ924や944も人気だが、4気筒FRの“軽快なFRポルシェ”と、928は別世界。V8、重量級、設計時の価格帯も異なる。だからこそ今、「ネオクラをゆったり楽しみたい層」が928に向かい始めている。
中古市場と整備事情 ―「いまが狙い目」と言われる理由
2020年代に入り、<ポルシェ928中古>という検索ワードの伸びが増え始めた。これは、928がようやく「語れるクルマ」として受け入れられ始めた証拠だ。911よりも手が届きやすい個体も多く、専門店の整備つきなら“上質GTカー”として普通に使えるレベル。ネオクラとしては珍しく、部品供給も改善傾向にある。「ダサい」と言っていた層が乗り換えに使い始めるほど、空気が変わってきた。
- 整備ベース車なら乗り出し価格を抑えやすい
- 専門店のサポートで不安を大きく低減
- 「派手じゃない贅沢」を楽しめる
- 眺める時間が増えるほど好きになる顔つき
Q. 中古928で最重視すべきは?
- 走行距離の少なさだけ
- 整備履歴と現オーナーの管理状態
- とにかく安さ
正解:2。管理の質が乗り味を左右する。
「本当に良い928」はどこで出会える?
ポルシェ928専門店の整備士いわく「年式よりも人」。オーナー履歴が丁寧な個体は、走りだした瞬間にわかるという。乗る時間がクルマの健康につながる──それが928らしさだ。
なぜ今「静かに値上がり」し始めているのか
理由はシンプル。「価値が知れ渡り始めた」から。SNSで素敵な928を見た人が、「あれ?これカッコよくない?」と気づく。そこから中古相場はゆっくり温まる。いまは“知っている人だけが買える時期”の終盤。
928ケーニッヒという禁断領域 ―「ダサいどころか伝説」
そして語らずにいられない存在──ポルシェ928ケーニッヒ。ワイドボディ、極太フェンダー、低すぎる車高。もはや「ダサいかどうか」を判断する段階は過ぎている。これは“感情に刺す”タイプのポルシェ。944や924では辿りつけない、別次元のカスタム文化。しかも台数が極端に少ないため、出会えること自体が奇跡と言っていい。
| 特徴 | 魅力 |
|---|---|
| 極端なワイドボディ | 視界支配レベルの存在感 |
| 専用エアロ | 流麗ではなく“獰猛” |
| 希少性 | 市場にまず出ない |
| 完成度 | 時代が追いついたカスタム |
Q. なぜケーニッヒ928は市場に出てこない?
- 人気がなかったから
- そもそも台数が超少ないから
- 実は最近生産が始まったから
正解:2。
ケーニッヒが放つ「理解されなくても光る価値」
僕が初めてケーニッヒを見た時、笑った。でもそれは嘲笑ではなく「こんなクルマが存在していいのか」という感動だった。あれはもう芸術品。好きな人だけが理解できればいい。
928がこれから愛され続ける理由
時代は変わっていくけれど、928はその“変化の波”に乗るクルマだ。今はまだ少数派。でも「ダサいと思っていたのにハマる」人が着実に増えている。価値観の転換が進むほど、このクルマは輝き続けるだろう。
